ハラスメントを含む言葉はたくさんあります。パワハラ、セクハラ、モラハラ(モラルハラスメント)、アカハラ(アカデミックハラスメント)などなど。2025年4月からは東京都のカスタマー・ハラスメント予防条例が施行されました。そこではカスハラを「顧客等から就業者に対し、その業務に関して行われる著しい迷惑行為であって、就業環境を害するもの」と定義しています。
病院でもカスタマーハラスメントは深刻です。実際には、実現不可能な要求をすることによって、対応に追われて他の患者さんの診療に支障が出たり、気にそぐわないことに対して、強く謝罪を求めたり、大声で威嚇したり、職員が恐怖に怯えてしまいます。職員も人間ですから、ひどい罵倒には耐えられません。職員が精神的に傷ついてうつ状態になるケースもあります。病院でも対応が進み、患者さんや家族による職員への暴力が起きた場合には、全館放送が流れ、担当職員たちが現場に駆けつけます。ひどいカスハラの場合は、1度目は厳重注意で2度とトラブルを起こさないと約束しても、それが続く場合は診療を拒否することとなります。病院に限らず、会社や役所の受付や商業施設でも同じことが起きているのは残念です。
また、パワハラやモラハラも社会問題ですね。相手に注意をしたり、励ましたりする言葉や仕草も人によって受け止め方が違います。場を楽しくしようと人をからかったりするのも時にハラスメントと受けとめられます。感情に任せて発言せずに、言葉を選ぶ必要を痛感する時代となりました。大人対応が求められています。
今回は、身近な看護師が、間違ったことは言っていないのに患者さんから名指しで謝罪を求められ、精神的にまいっているという話を聞いたので、この話題になりました。

