蜂窩織炎 (ほうかしきえん)ってご存知ですか?

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蜂窩織炎、難しい漢字ですね。蜂巣炎 (ほうそうえん)とも呼ばれます。蜂窩織炎は特別な病気でなく、誰でも罹る可能性があります。皮下組織に炎症を起こし、皮膚が赤くなります。感染した組織を顕微鏡で見ると蜂の巣のように見えるので、このように命名されています。どこかの傷から細菌が侵入して皮下組織に炎症を起こすのですが、傷が見当たらない場合もあります。脚や腕、あるいはどこの部位でも起こり、発赤、熱感、痛み、高熱を伴うこともあります。重症化すると敗血症を発症することがありますので、軽く考えてはいけません。原因は黄色ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌という細菌が皮下組織に入り、炎症を起こすことによります。治療は抗生剤物質の投与と冷却です。私はリンパ浮腫の患者さんをたくさん診ていますが、リンパ浮腫の患者さんは蜂窩織炎を起こしやすく、また蜂窩織炎からリンパ浮腫を発症する方もいらっしゃいます。治療は重症度にもよりますが、発熱を伴う場合は通常1週間の抗生剤点滴、その後1週間は抗生剤内服です。

溶血性連鎖球菌の中には激症型溶血性連鎖球菌という細菌があり、これが原因ですとかなり重篤になりますので、すぐ治療が必要です。以前、「人食いバクテリア」としてニュースなどで話題になったことがありました。通常の蜂窩織炎は激症型ではありませんが、いずれにせよ、適切な治療が必要ですので、自己判断せずに、皮膚科や総合診療科、部位によって整形外科を受診してください。

(スイカを見ると嬉しくなる私です。このシマシマのデザインがすごい)