最近、痩せる目的で糖尿病の薬を使う女性が多いと報道されています。GLP-1ダイエットといって、オンライン診療などにより簡単に保険適応外で手に入リます。確かに体重は減るようですが、吐き気、めまい、頭痛、便秘、下痢などの副作用が色々あります。まれに、急性膵炎や低血糖を呈することがあります。今安易にこのやせ薬を使う人に対して、警鐘が鳴らされています。本来必要とする糖尿病患者さんに薬が届きにくくなる可能性もあります。私の知人は、この痩せ薬を使用したらしく、確かにほっそりとして美しくなりましたが、体調不良で救急搬送されたそうです。それにも関わらず、懲りずに2回救急車で運ばれたそうです。どんな症状のために救急車で搬送されたか、ちょっと思い出せないので、想像で書くことは避けますが、かなり重症の症状のようでした。薬の使用をやめたら元のふっくらに戻っていました。若い女性は、さらなるモデル体型を求めてこの薬を使用するし、私のような年代になるとお腹や腰回りの脂を気にして痩せ薬に走るのでしょう。それでもあくまで糖尿病の薬です。それが健康な人に使っていいはずありません。医者の管理のもとで、肥満の治療として使用される場合は、細心の注意のもとで、それが必要な人に対して投与されるでしょうけれど、医師の継続的な管理がない状態で使用するのは、危険です。安易な使用はやめましょう。（写真は那智の滝と那智山青岸渡寺）
危険なやせ薬
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