がん患者外見ケアの充実に関する厚労省の発表

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この土日は福岡で開催された第9回日本リンパ浮腫学会に参加して来ました。3月のブログを急いで書かなくてはと思っていたところ、今日の読売新聞に、厚労省が新年度からがん拠点病院に於いて、がんやその治療による外見の変化に悩む患者のケアを充実させる旨の記事が掲載されていました。

がん患者さんの治療中の外見ケア(脱毛や色素沈着など)に関しては、がん研有明病院では2000年から当初はボランティア活動として活動しておりました。2021年からは病院の事業の一つとして、トータルケア部門の中でアピアランスケアとして活動しています。現在は外見のケアのみでなく、さらに様々な相談にのったり、関連する適切な部署へ引き継いだりと活発に毎日活動しています。 特に女性においては、外見の変化は気持ちを消極的にしてしまいます。外見へのこだわりは、人によってだいぶ異なります。ちょうど1週間ほど前に、日本医療アートメイク学会の存在を知り、何か参考になることはないかと思い聴講して来ました。がん治療による外見の変化に悩む患者さんの中には、特に眉毛やまつ毛の脱毛や、抗がん剤で生じたシミなどに対して積極的に治療を希望する方がいます。あくまでも医師の監修のもとで行われる医療行為ですが、実際には看護師さんが施術を行なっています。がん治療の患者さんの全てに必要ではないかもしれないけれど、抗がん剤によるダメージの強さや、職種等によっては、本人の希望があれば、自然に回復を待つだけでなく何らかのプラスαの選択があっても良いのだろうと思います。今後全国に外見ケアの充実がどのように進んでいくか見守りたいと思います。(写真は私が大切に育てているトレードマークでもあるスミレです。今年も綺麗に咲いてくれました)。