婦人科がんのセンチネルリンパ節生検

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一日の寒暖差が大きいけれど、少しずつ春の気配が感じられるこの頃です。今月、来月はリンパ浮腫に関する仕事や学会が詰まっていて週末がない感じです。

さて、診療報酬改定で、リンパ浮腫複合的治療の点数が高くなることや、婦人科がん手術でセンチネルリンパ節生検を行なう際に使用するインドシアニングリーンという薬剤の適応症に、婦人科がんが加わることが決まりました。ということは薬剤の料金が発生するということで、今までは薬剤料をいただけなかったということですね。リンパ浮腫発症を減らすにはセンチネルリンパ節生検が最も良い方法です。乳がんにおいては、センチネルリンパ節生検はとっくに当たり前のことになっています。婦人科がんにおいては、センチネルリンパ節生検の手技料がまだ保険適応になっておらず、結局診療報酬なしで行われています。センチネルリンパ節生検が婦人科がんでももっと広く行われるよう、婦人科腫瘍医の技術をあげるとともに、早く保険適応になるよう祈っています。ちなみにセンチネルリンパ節というのは、がん病変から流れ出るリンパ液が、リンパ管を通して最初に流れ着くリンパ節のことで、そこから次のリンパ節へとリンパ液が流れていきます。最初に流れ着くリンパ節に転移がなければ、それに続くリンパ節は摘出する必要がないという考えです。センチネルリンパ節を探す目的で、前述したインドシアニングリーンなどが使われます。

(今月は、丁度良い写真がなかったので、ドーナツと同じサイズのイチゴに驚いたので、載せてみました。)