病院を受診して、いきなり治療が必要と言われるとびっくりしますよね。言われるままに手術をして、後で後悔なさる方がいらっしゃいます。よく、「あの時は考える暇もなかった」とおっしゃいます。一刻を争う緊急手術であれば仕方ありませんが、特に大きな手術や、今ひとつしっくりこない治療を勧められた場合は、他の専門施設などで主治医以外の医師の意見を聞くという手段があります。セカンドオピニオンを聞きに行く場合は、今の主治医からの情報提供が必要です。悪性が疑われる場合のセカンドオピニオンでは、画像データや病理標本を持参するとよい相談ができます。主治医の機嫌を損ねないかという心配はありません。自分の治療方針に自信がある医師ほど、セカンドオピニオンを勧めます。セカンドオピニオンは今ある資料からの意見を聞くものですので、原則診察はしません。また自費診察で行う病院が多いので、それなりの費用はかかります。治療は自分が納得いく形で受けなければなりません。迷う時はセカンドピニオンを利用してください。(写真は連休に訪れた国営アルプス安曇野公園)
セカンドオピニオンの受け方
