年齢と共に女性ホルモンが減少し閉経期に近づくと、様々な症状が出ます。更年期障害はのぼせ、発汗、イライラ、気分の変容など様々です。腟や外陰部、膀胱粘膜の萎縮によって起こる局所的な症状をG S M (閉経関連泌尿生殖器症候群)と言います。症状としては、腟や外陰部のヒリヒリ感や痛み、下着につく黄土色の帯下、性交痛、頻尿などの症状があります。陰部を石鹸で洗うとヒリヒリ痛いというのも症状の一つです。いわゆる萎縮性腟炎の症状です。加齢とともに誰もが経験することですが、人によって症状の強さが異なります。症状が強い時場合は、GS女性ホルモン剤の内服や腟錠を使用します。またヒリヒリ感が強い方は、石鹸は使用せず、お湯で洗い流すことをおすすめします。今は色々なフェムケア製品がありますが、御自分にとって効果があるかは人それぞれです。また隠れた病気があっては困りますので、年に1回はかかりつけの婦人科で診察を受けるといいですね。
GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)とは?
